ご挨拶

Greeting

助産師 山田香

(ヤマダ カオル)

この度、京都市中京区四条大宮で「My助産院」を開業することになりました助産師の山田香と申します。
看護師として勤務後第1子出産後助産師資格取得、市内の大学病院、クリニックなど約20年勤務しておりました。

助産師になったきっかけ、それは長女の出産でした。
初めての出産は思いがけず出血から始まりました。胎盤の一部が先にはがれたことが原因で出血が起きていたことがのちに判明しました。
長時間の陣痛の末、産声を上げてくれてほっとしたのも束の間で、急激に呼吸状態が悪化し娘は生まれてすぐドクターカーで大きな病院へ搬送されました。
運ばれた先の大学病院で判明したのは、肺からの出血と脳室が拡大していて非常に危険な状態ということでした。
ようやく会いに行けたのは産後2日目です。保育器の中で呼吸機につながれたわが子を見て、私は深い悲しみに包まれました。主治医からの説明では脳内出血や脳室拡大での脳のダメージもあるため正常な発達は難しいだろうということでした。毎日涙が出て苦しくてどうしてこうなったんだろうと娘に申し訳なく自分を責める日々を過ごしました。
誰にも気持ちを話す機会もなく、この時期はとても苦しく長く感じました。
そんな苦しい毎日でしたがとにかく私は娘の回復を信じました。少しでも母乳で免疫力をあげるために夜中も起きて搾乳をして病院に届けました。大学病院のNICUでの治療と看護に助けられ、娘は奇跡的に後遺症もなく元気に成長してくれました。
娘に命の素晴らしさと尊さを教えてもらったことで、この世に元気に生まれてくる命をサポートしたいという思いが強くなり、初めての子育てをしながら助産師の資格を取りました。

私自身、働きながらの子育ての難しさや大変さは本当に大変で誰かに相談したいと何度も感じ、どう解決したらよいかと悩んだこともたくさんありました。それとともに助産師として病院で勤務していた頃感じていたのは子育て支援の不足です。誰かに少し話すだけで心が軽くなります。特に子育て中は自分に目を向けずに頑張り過ぎています。どうか自分に目を向け、心の内側を感じて下さい。そして子育ての先輩を頼りに感じてもらえたらと思っています。

私が心がけているのは、今を大切に生きる気持ちです。寄り添う助産師が傍にいると感じて安心して子育てをしてもらうことです。
私一人ではなく、助産師仲間や看護師、保健師、これまで一緒に仕事をしてきた産婦人科医、内科医、小児科医、またヨガインストラクターやアロマ教室講師など多職種の方々とも連携を取ります。

相談できて良かったと感じてもらえるようサポートさせて頂きます。
助産院がもっと皆様の身近な存在になれることを願って、子育て支援の輪が広がることを心から願っています。

主な経歴

  • 看護師・助産師として市内の大学病院、クリニックなど約20年勤務
  • 外科、内科、消化器内科、訪問看護、産婦人科、新生児訪問の経験あり

資格・役職

  • 看護師
  • 助産師
  • ナードジャパンアロマアドバイザー
  • ベビーマッサージインストラクター